『住宅の設計=お弁当作り』??
2020-01-29
こんにちは、BREEMHOMEの鬼頭です!(^^)!
「住宅の設計とは何か?」と問われると、住宅会社の営業担当によって様々な答えが返ってくると思います。建築業界でも住宅、特にマイホーム建築ほど、捉えどころのないジャンルはありません。
例えば、レンタルビデオ店の建物なら「CD・DVDを貸す、借りるところ」、ファミレスの建物なら「料理をつくる、食べるところ」というように建物の目的がはっきりしています。しかし、マイホームの目的は、「これ!」というようには、はっきりと決めらないのです。「住むところ」ではあるものの、住むという目的の中には、食べる、寝る、遊ぶ、くつろぐ、勉強する、テレビを見る、パソコンをする・・・など、無数の目的が折り重なっていくのです。
ならば、ひとつの考え方として別のキーワードで住宅を捉え直してみてはいかがでしょうか。例えば『住宅の設計とは、美味しいお弁当をつくることである』と考えてみても面白いと思います。
実は、お弁当箱と住宅の姿形は、ずいぶんと似ていることをご存知でしょうか。「わっぱ弁当箱」は伝統的木造住宅。「スケーター弁当箱」はガラスと化学的建材の住宅。「魔法瓶タイプ」は高気密高断熱住宅といった具合です。
弁当箱の中も住宅に似ています。特に間取りという点でいうと、間仕切りをどのくらい入れるか、2段重ねなら1階と2階のゾーニングをどうするかなど、どの箱、どんな中身にするのかはあなたの自由というのも共通ですね。