ヴィンテージスタイルの愛犬家住宅
2020-02-07
愛犬が心地よく暮らせる工夫を細部まで。
ヴィンテージスタイルの愛犬家住宅。
「愛犬にとって心地よい空間を作ってあげたい」と考えたとき、どんなことに注意してあげれば良い中と言えば、「愛犬がストレスを抱えない環境」は1つの大切な要素です。最近では、便利な愛犬関連の商品がたくさん発売されていて、「より快適な暮らし」「愛犬が喜ぶ商品」を手にされる方も多くなってきましたが、その前提として、愛犬が普段過ごす空間は「ストレスのかからない空間」になっているのかというポイントを忘れてしまっている方も少なくありません。今回ご紹介させていただく愛犬家住宅は、愛犬がストレスなく暮らすことのできるように、そして、より快適な空間になるように、特性を考慮して、細部までこだわったお宅になっています。さらに、愛犬だけではなく、そこに住まう人の趣向にもこだわり、ヴィンテージスタイルの古き良き落ち着いた雰囲気のデザインを取り入れ、人も愛犬も心地よい空間を作り上げました。
人と愛犬の暮らしを考えたら、みんなの快適につながったおうち。
愛犬は、もしかしたら家族の誰よりも長い時間、家の中で過ごしているかもしれません。そう考えると、相手にとって快適な住まいを考えてあげるのは家づくりにおいて必然の作業ではないかと思います。ほんの少し、愛犬の目線になって相撲を考えるだけで、人も愛犬も、ともに安心・安全・快適に過ごせる相撲が見つけられます。例えば、リビングダイニングは、1つの空間のように見えて、「食事をする空間」と「くつろぐ空間」の2つが合わさって1つの空間を形成しています。愛犬にとっても、そんな場所があると暮らしがより快適になっていきます。このほかにも、今回ご紹介する愛犬家住宅は、運動のできる空間や体に負担のかからない家づくり、真夏や真冬でも快適に暮らすことのできる工夫など、細部までこだわって実現した「みんなの快適に繋がった家」になっていますので、家づくりの参考にしてみてください。
家族との距離感を選べる2カ所のドックスペース
愛犬にも、1人でゆっくりくつろぎたい時もあれば、家族と一緒につながりを持っていたい時もあります。今回のお宅では、キッチン屋にあるプライベートな空間だけではなく、家族が食事をしたりリビングでくつろいでいるときにつながりを持てるよう、広めの愛犬様スペースを設けています。くつろいでいるときにつながりを持てるよう、広めの愛犬様スペースを設けています。ケージの扉や壁には透明のプラスチックボードを採用し、出来る限り愛犬の司会を遮ることのないように工夫指定をしています。2つの居場所を用意することで相手にとってストレスのない暮らしを実現することができました。ケージの扉や壁には透明のプラスチックボードを採用し、出来る限り愛犬の視界を遮ることのないように工夫をしています。2つの居場所を用意することで愛犬にとってストレスのない暮らしを実現することができました。
愛犬にとって心地よい空間のサイズがあります。階段下のスペースには天井を低くした、愛犬が安心してくつろぐことができる、1人になれる居場所をつくりました。
愛犬と暮らすためにこだわったポイント!
□家族みんながくつろげるリビングダイニング
高級感のあるヴィンテージスタイルにこだわったリビングダイニングの空間の中にも、愛犬のための工夫がいっぱい詰まっています。愛犬用のスペースを2カ所にした設計の工夫だけでなく、1階全面の床は滑りにくいコーティングを施し、愛犬スペースは、クッションフロアを採用し、掃除のしやすい環境を整えました。また、ニオイを吸収し、傷がつきにくいワンちゃん用の壁紙を採用するなど、仕上げ材にもこだわりました。1階のコンセントは愛犬がいたずらして感電しないよう、通常の位置よりも高めに設置し、安全性の確保も想定して設計段階から対策しております。
□オープンリビングにもなるドッグラン!
リビングの先には広いウッドデッキを設置し、オープンリビングのある暮らしを実現しました。さらにその先には、愛犬が思いっきり走りまわることもできるドッグランスペースを設置し、愛犬が楽しく走りまわる姿を眺めながら、ゆっくりくつろげる憩いの空間になっています。柵の高さも大型犬、中型、でも問題ない高さに設定していますが、飼われるワンチャンによってどれくらいの高さにするかなどをしっかり検討し、安心安全な設計を心がけましょう。
□お世話も楽々な広いインナーテラス。
今回のおうちでは、玄関横に広いインナーテラスを設置して、愛犬のお世話しやすい設計にしています。地面はコンクリート仕上げのため、夏の暑い日にはひんやりした床でゆっくりくつろぐことも可能です。また、テラス内に設置している足洗い場はお湯も使える仕様とし、冬の寒い時期でも辛い思いをしないで済むように工夫しました。設計の工夫としてはテラスから室内の土間スペースに直接入れる出入り口も作り、愛犬の導線に対する配慮も行っています。
愛犬家住宅コーディネーター
久道雅史 認定番号:18092331